今年5月末、アサヒコンサルタント株式会社様のご協力の元、美保関から北東33kmの水深96mの海底に沈む「軍艦」と呼ばれる漁礁をマルチビームで調査し、船体の切断された巨大な沈没船を発見しました。
そしてこの調査の結果を受けてこの度、鳥取県米子市を拠点に国内外で調査活動をしておられる水中考古学者、山舩晃太郎様を始め、ワールドスキャンプロジェクト様、九州大学浅海底フロンティア研究センター様等多くの方のご協力を得て、水中ドローンを用いて「軍艦」の調査を行いました。
調査の結果、93年前の美保関沖事件で沈没した駆逐艦、「蕨」の船体の撮影に成功いたしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbbe226c831be34b47e67c5da39821cf4175ded2
今回の調査最大の目的は蕨の船体の傍に「水中慰霊碑」を設置することです。これは美保関沖事件において殉職された119名の慰霊、そして蕨を海の墓標として保護し、後世へ伝えていくために非常に重要な活動と考えます。
年内には慰霊碑を完成させ、来年6月頃に設置できるようこれから準備を進めてまいります。
ここまでの一連の調査活動にご協力いただいた皆様に心から御礼申し上げます。
テレビ朝日「報道ステーション」で紹介されました。
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