top of page
執筆者の写真美保関沖事件慰霊の会

「蕨」「葦」海中調査を行いました。

更新日:2021年3月19日

5月23、24日、鳥取市に本社を置かれる「アサヒコンサルタント株式会社」様のご協力の元、駆逐艦「蕨」「葦」の調査を行いました。

美保関沖事件では駆逐艦「蕨(わらび)」と巡洋艦「神通」、駆逐艦「葦(あし)」と巡洋艦「那珂」がそれぞれ衝突し、「蕨」は船体が2つに折れ沈没、「葦」は艦尾を切断され、その艦尾が海没しました。


今回は「マルチビームソナー」と呼ばれる機材を使用し、地元で「軍艦」、「わらび」と呼ばれている魚礁を調査しました。


調査の結果、長年地元で駆逐艦「蕨」とされてきた魚礁は全長約53m、幅約8mの巨大な沈没船であることがわかりました。全長に対して幅が狭く、また写真左側の端が不自然に崩れたようになっています。



今後はこの沈没船が今回探している駆逐艦「蕨」「葦」の一部なのか、鑑定を行います。

また、今回の調査データおよび2日間に及ぶ調査の様子などは来年5月中旬から開催する予定の「美保関沖事件回想大展示会」にて展示を行う予定です。





閲覧数:202回0件のコメント

最新記事

すべて表示

第96回 美保関沖事件殉職者追悼参拝式について

「第96回 美保関沖事件殉職者追悼参拝式」を執り行います。 日時:令和6年8月24日(土) AM10:00~(約1時間) 場所:境港市台場公園慰霊塔前 ※駐車場あり また、慰霊祭に先立ち8月23日(金)15:30より、慰霊塔の清掃を行う予定です。 台場公園慰霊塔清掃...

日本地理学会で駆逐艦蕨の水中調査が発表されました。

令和2、3年に行った駆逐艦蕨の水中調査について、「2023年度日本地理学会春季学術大会」で発表していただきました。 「美保関事件で沈んだ駆逐艦蕨の探査と3次元モデルによる可視化」

Comments


bottom of page